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― それでは、まずはジル クレスノ誕生から。―
【ジル クレスノ誕生】
大西洋に面したフランス西部に位置するヴァンデのラ・ロシュ=シュル=ヨンという町で、歯科医師の父親と薬剤師の母親という何ともハイソサエティな家庭に生まれました。
この町はナポレオン1世によって1804年5月25日に開基された、フランスでは比較的新しい都市だそうです。200年前のフランスはスペイン独立戦争の頃だと思うのですが、開基された背景には政治的な理由が大きかったのでしょうか?個人的に非常に興味のあるところです。
1970年代生まれのジル クレスノですが、その頃は人口4万人ほどの町だったようです。
現在では5万人を超えているようですので、東京の杉並区ほどの規模の町と思えば良いかもしれません。
ジル・クレスノの朴訥とした人柄で、職人気質な人柄が培われた場所を想像するのは難しいのですが、きっと厳格なご両親によって人間性を重んじた生活を送っていたのではないかな?と感じます。
≪自分はどんな子供だったと覚えていますか?≫
『小さい頃はお菓子が好きな普通の子供でした。 手先を使う遊びが好きでした。 また、5・6歳の頃からは実際に簡単な料理やお菓子を作っていたように覚えています。』
なるほど、やはり才能がある人は私のような凡人とは違うのですねー! 生まれついての器用さは、お父上ゆずりの正確さとお母様から譲り受けた緻密さだと推測します。
* 幼少時代の写真 オレンジのボールの上に乗っているのがクレスノ氏
≪子供のころからショコラが好きだったのですか?≫
『いいえ、子供の頃はショコラをあまり好きではありませんでした。』
≪そうなのですか!?意外な感じがするのですが、どうしてでしょう?≫
『クオリティーの高いショコラ菓子を食べ慣れていなかったせいだからかもしれません。 どちらかというと、リンゴのタルトやブリオッシュなどのシンプルな物の方が好きでした。』
おしゃれですね~!私の子供の頃の好物はう○い棒です、とか絶対に言えない感じです。