Gilles Cresno -Presentation-

Des débuts prometteurs

大西洋に面したフランス西部の街 Vendée(ヴァンデ)に、歯科医の父と薬剤師の母のもと生まれたジル クレスノは、パティシエになるために16歳で地元で最も人気のあるパティスリー 『 GELENCSER (ジュランセ)』 で見習いを始めました。
彼はその時、新鮮で高品質な選りすぐられたショコラはとても美味しい物だと知ることになり、それまで食べていた全てのショコラが美味しく無かったと気が付きました。
ショコラは人が考えているより非常にデリケートなもので、本当に優れた物に出会う事は稀です。
クレスノは人よりも繊細に味覚を感じる才能を持っている事に気が付き、他の人が出せない味の研究を続け、パリの 『 Ladurée(ラデュレ)』 でも経験を積みました。

Du pâtissier au chocolatier

パティスリーとショコラトリーの経験を積んだことで、ジル クレスノはショコラの強い基盤を持つことが出来ました。
彼はそれでもショコラトリーでの修業を続け、ショコラを専門にする事を決めました。 その後彼は、世界最高峰のショコラメゾンとして知られる『 La Maison du Chocolat(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)』や、コンフィズリーにも定評がある『 Rémi Henry chocolatier(レミ アンリ)』で経験を積んだのち、 2003年に、パリ郊外のナンテールの自宅の一角を使って細々とショコラを作り始めました。 ショコラは午前中に作られ午後に販売という珍しいかたちで、住宅街の隠れた場所でしたが、人伝えで評判が広がり 2010年には、ナポレオン妃ジョセフィーヌのお城があることで有名なパリ郊外のリュエイユ-マルメゾン市内中心部、パリッシュ・サンピエール聖パウロ教会のあるエグリーズ広場にブティックをオープンさせ、アクセスしやすくなりました。
2012年10月、ナンテールのお店は余りにも手狭になったため閉じて、製造・販売の拠点をリュエイユ-マルメゾンのガリニエ通りに移しました。
2013年7月、ナンテールに新しく出来たショッピングセンター内に新たなブティックをオープンさせました。

Un travail récompensé

2006年、ジル クレスノはパリ、イル ド フランス地区の最優秀ショコラ賞を獲得。 2010年には、有名なショコラクラブ、C.C.C.で最も評価の高い5タブレットを獲得し、フランス・パリで開催されるショコラの祭典、サロン·デュ·ショコラで表彰されました。一躍メディアから注目されるようになり、C.C.C.のガイドブックや、フィガロ、ル・パリジャン、エル・テーブル、ナンテール・インフォなど、多くの雑誌や情報誌に掲載されました。 それから2011年、2012年、20013年と4年間、フランスのショコラティエトップ12に入り、5タブレットを獲得しました。
2014年、2015年、"LES INCONTOURNABLES" 誰もが認める(無視できない)ショコラティエに選ばれました。

Un travail artisanal

私達は、今までの経験の中で培ってきた職人の技を活かした本物の手作りのショコラを提供しています。 また個人のショップでは通常導入しない設備や技術を用いる事で、プラリネやガナッシュなどの製造過程の手間を惜しまず、常により良いショコラを生み出しています。
より良いショコラを作るために大切にしている事は、最高の原料を使用する事です。 産地にこだわったナッツ類、季節や鮮度にもこだわった果物などを使用しています。
私達の作るショコラは非常にデリケートなものです。温度管理を徹底し常に新鮮なショコラを販売するように心掛けています。

Une philosophie pas comme les autres

私は完璧なチョコレートを作り出すという仕事に情熱を持ち、また、その仕事を愛しています。
スーパーマーケットや街角のお店で売られているチョコレートは、ほとんどが工場で機械的に作られたものです。 見た目も立派な高価で豪華な箱の中に綺麗に並べられたチョコレートが有りますが、 実際にその箱の中に納められたチョコレートを食べてみると、私が満足できるような出来栄えの味を持ったチョコレートに出会う事はありませんでした。 このような商品は、私の目指している物ではありません。
あくまでもチョコレートが主役であり、チョコレートの美味しさで喜びや満足を与える事が私にとっての最上の喜びです。 伝統的な商品でも、オリジナルの商品でもその中に脈づく考えは変わりません。
私が最初に開いたアトリエで、それを実現する最初の一歩を踏み出しました。 私は自分で追い求める味を探求する事が大事だと思っています。流行の味を追いかけて、自分で満足できない仕事をするつもりはありません。